ドーンオブザデッド

観て来ました〜。
感想なんですけど、やっぱゾンビは走ってはいけないかと…(´Д`;)


いや、別につまらなかったわけではないのですが、なんというかワビサビが無いって言うか…
じわじわと来る恐怖とか絶望感みたいなものは特に無く、どっちかというと“オバケ屋敷”や“ビックリ箱”的映画という説明がしっくりくるかと。
ゾンビが非常にスピーディに動くのでそれによる緊張感というものは良く出ていたのでノンストップホラーアクションというのが妥当なのだろうか。


ただ、いきなり「わっ!」と驚かせる手法なだけに、まぁ2度3度と観る映画ではないかな、と…
ネタがばれてしまえば「ああ、ここでゾンビが出てくる」とか「ここは安心して観ていられる」とか感覚がある意味麻痺してしまってアクション映画としても面白くなくなってくる。


まぁすでに78年のロメロ監督作のドーンでひとつの完成形を見てしまったものを現代風(スピーディーに畳み掛けるように物語が展開していく)に再編集するとこうなりましたって感じでした。


パンフレットを読む限りだと監督も前作で肝だったところを敢えて取っ払い、「スピード感とアクションのみに絞った」とコメントしているので、これはこれで完成しているのかな?と…


面白かったのは自分の後ろに座っていた十代後半ぐらいの男の子3人組。
映画が終った後の感想を話していたのだがこれまた三者三様の意見。
一人は「スゲェー面白かったし、超怖かった!」、一人は「えー、そうか?怖くないし面白くもなかったぜ」
そして一人は複雑な表情のまま「あ〜どうなんだろこれでもいいのかなぁ、でもゾンビ映画ってさぁ…」
みたいな複雑な表情と意見。
ここまできれいに意見が分かれるのを目の当たりにするのも珍しいw